善光寺本堂前に建立された回向柱(長野市・1日)
「木遣り」が響く中、本堂前に運ばれた回向柱。
善光寺木遣り保存会を中心に、木の滑車を人力で回す伝統の技法でゆっくりと柱が上がっていきます。
大勢の参拝客が見守る中、樹齢およそ150年のスギを切り出した高さ10メートルの柱がおよそ30分かけて垂直に建てられました。
訪れた人:
「非常に感動しました」
「でっかくてすごかった」
「(コロナやウクライナ侵攻など)大変なことありますけど、平和をお祈りしたい」
善光寺・林明晋寺務総長:
「紆余曲折あったが、御開帳の準備が整いうれしく思う。安全に、いつも通り平穏に開催できることを祈念している」
期間中、多くの人が触る回向柱。
今回、感染対策としてウイルスの働きを抑えるとされる光触媒剤をコーティング。
触れるのは1人1面とし、前後の手指消毒も呼びかけます。
御開帳はいよいよ3日から。
従来よりも1カ月長い6月29日までの期間です。
2日は「絶対秘仏」の本尊・善行寺如来の代わりとされる「前立本尊」が本堂にうつされます。
回向柱は前立本尊と「善の綱」でつながり、触った人にご利益を授けます。
長野放送[/MARKOVE]