長野放送
ロシア軍のウクライナ侵攻です。ガソリン価格のさらなる高騰などで長野県内経済の落ち込みが懸念され、県民の暮らしにも影響が出そうです。
ロシア軍のウクライナ侵攻。各地でミサイルによる攻撃が相次いでいて、ウクライナ政府は137人の死亡を発表しています。
ガソリン価格のさらなる高騰を懸念…。
すでにウクライナ情勢により高騰していた原油価格。長野県内の今週のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は179.6円で、先週より1.5円上がりました。
2008年8月以来の高い水準です。今後、さらに上がることも予想されます。
ドライバー:
「高くてしょうがない。だけど入れなきゃならないものだから」
「どこまで上がっちゃうんだろうなと心配」
県経営者協会は長野県内企業にも大きな影響が出ると話します。
県経営者協会・水本正俊専務理事:
「製造業ももちろん、食品関係も、油をほとんどの業種で使ってますから。あるいは、石油化学製品も上がらざるを得ない。やっぱり(影響が)大きいですよ」
また、株価も下落しています。水元専務理事は消費マインドへの影響を懸念しています。
県経営者協会・水本正俊専務理事:
「(消費)マインドというか、気持ちの上でも大きいと思う。ウクライナの問題と、コロナの問題と、ダブルパンチになっているので、なかなかマインドは上がってこないような気がする」
燃料価格については岸田首相は25日、元売り各社への補助金を1リットルあたり25円に引き上げ、価格の抑制を図る考えを示しました。
ただ、今後の情勢は見えず、長野県内経済の先行きも不透明な状況が続きそうです。
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