御柱祭(2016年)
諏訪大社御柱祭で御柱を運ぶ「山出し」が新型コロナウイルスの影響で車での運搬に変更されました。沿道の住民は恒例の氏子へのもてなしも無くなりそうだと、残念がっています。
御柱を山から里に曳行する「山出し」。沿道で大勢の氏子や親戚をもてなすのが習わしです。
御柱が通る沿道に住む・野村光夫さん:
「知っている人がいると『来な、来な』みたいな感じで」
下諏訪町の野村光夫さんは、下社の山出しを楽しみにしていました。
しかし、今回は車両で運搬することに…。
御柱が通る沿道に住む・野村光夫さん:
「御柱を見てるひまがないくらい、接待、料理作ったり、いろいろやっていた。全くなくなっちゃうってことなので寂しい限りですよね」
見せ場の一つ「木落し」も中止され、観光にも影響が出ています。
下諏訪町の温泉旅館「ぎん月」では、観覧席と宿泊をセットで販売していましたがすでにキャンセルが出ています。
ぎん月・武居智子若女将:
「きょうからお客さまに(木落し中止を)お伝えして、キャンセル手続きをするか確認していく。基本的にはキャンセルになる思う」
町の実行委員会は有料観覧席の設置をやめ、チケットの払い戻しを決めています。
長野放送[/MARKOVE]