長野放送
長野県は16日にまん延防止等重点措置の適用期間の2週間延長を国に要請しました。18日にも正式に決まる見込みです。飲食店への時短要請も継続する方針で、店からは悲鳴も上がっています。
長野市のJR長野駅前の中華料理店。重点措置の期間中は夜の営業を取りやめています。入っていた予約もほとんどキャンセルや延期となっていて、「2週間の延長は厳しい」と話し、肩を落としています。
チャイニーズキッチン桃莉・富田総充オーナーシェフ:
「夜は『まん延防止』が解除されるまでは営業しないつもりでいるので、(3月は)歓送迎会をある程度期待していたので、また厳しいところがくるかなと」
ランチ営業で店を維持しながら、感染状況が落ち着くことを願います。
チャイニーズキッチン桃莉・富田総充オーナーシェフ:
「(来月)6日までに収束して『まん延防止』もそこでストップしていただけたら助かる。あと2週間、されど2週間ですね。厳しいことは、変わりません」
松本市のJR松本駅前のラーメン店「若大将」。県の要請に基づき午後8時までの営業としていましたが、売上は重点措置が始まる前に比べおよそ6割減少しています。
若大将・藤井国広さん:
「(松本駅前は)ほとんど夜は仕事できないほど人がいない。店の経営が非常に難しくなっているのが現状」
店主の藤井さんは、県飲食業生活衛生同業組合の理事長も務めています。このままでは飲食業界自体が駄目になると警鐘を鳴らします。
若大将・藤井国広さん:
「これからもこれが終われば(時短営業は)ありませんよという保証はないので、もう少し先を見て物事を考えないと、この業界は駄目になってしまう」
いつ終わるか分からないコロナ禍。飲食店の苦境は続きます。
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