提供:ゆうちゃんを救う会
重い心臓病を患う長野県佐久市の男の子を救うため、アメリカでの移植手術を目指して始まった募金活動。1カ月が経ち、目標の4割に当たる9700万円が集まりました。しかし、症状は思わしくなく、両親は「一日も早く」と訴えています。
「命をつなぎたい」 米で移植手術へ…費用2億2700万円の支援呼びかけ
ゆうちゃんの動画(11月末に撮影):
「必ず戻ってくるから、みんなありがとう」
重い心臓病を患う佐久市の小学4年生・中沢維斗くんこと「ゆうちゃん」。心臓移植ができる日まで必死に闘っています。
ゆうちゃんの両親
16日は両親が上田市役所を訪れ、募金への協力を求めました。
ゆうちゃんの母・中沢加代さん:
「私が代わってあげられるなら代わりたい。その思いしかないんですけど…代われないので。助けていただきたいという思いだけ。わがままで申し訳ないんですが…」
提供:ゆうちゃんを救う会
生後すぐに「大動脈弁狭窄症」と診断されたゆうちゃん。
提供:ゆうちゃんを救う会
去年7月には、心臓の筋肉が固く広がりにくくなる難病の「拘束型心筋症」に。
命を救うためには「心臓移植」が必要ですが日本ではドナーがほとんど現れず、アメリカでの手術を目指して両親や支援者が1カ月前から募金活動を始めました。最低でも2億2700万円が必要です。
募金活動
ゆうちゃんの父・中沢智春さん(募金活動):
「ありがとうございます」
ゆうちゃんの父・中沢智春さん:
「募金の場に来ると、温かみが違いますよね。応援しているよと一言かけてもらうだけでも、つながり、支援の輪が広がっているのを感じます」
提供:ゆうちゃんを救う会
ただ、ゆうちゃんの症状は思わしくありません。両親には笑顔を見せてくれますが…
母・加代さんの「ゆうちゃん日記」12月12日:
「楽しくご飯!を目標にしていますが、ダメなときは一口食べれば『疲れた…』と言って横になって休むのが当たり前です」
今は食事もあまり取れず、輸血の量も増えています。
提供:ゆうちゃんを救う会
募金から1カ月、目標の4割に当たる9700万円が集まりました。しかし、ゆうちゃんの症状を考えると、少しでも早くアメリカに行きドナーを待つ必要があります。
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