取材に応じる荻原健司市長 29日
札幌市は29日、2030年の招致を目指す「札幌冬季オリンピック」の概要案を発表しました。リュージュなどそり競技の会場には、長野市の「スパイラル」を活用する考えです。
2030年の冬季オリンピック招致を目指す札幌市。29日、実施種目や競技会場などの概要案を発表しました。
その中で、リュージュやボブスレーなどのそり競技は、長野市のスパイラルを活用するとしました。
スパイラルは、1998年の長野オリンピックの競技会場として整備された国内唯一のそり競技場です。多額の維持費や老朽化が課題となり、2018年から製氷は休止されています。
経費削減もあり札幌市は既存施設を活用する方針で、長野市と協議を重ね、去年、整備などの費用を大会組織委員会が負担する内容で覚書を結んでいました。
今回の発表に荻原市長は…。
長野市・荻原健司市長:
「既存施設を活用し、『新設ゼロ』で開催しようというのは評価している。ぜひとも協力したい。1998年にオリンピックを開催した都市として、気運醸成に協力して、札幌オリンピック・パラリンピックの招致実現につながればいい」
また、荻原市長は招致活動についても「要請があれば、喜んで協力したい」と話しました。
長野放送[/MARKOVE]