カフェ「レースフェーベル」を営む翠川裕詞さんと光子さん夫婦
長野県青木村のバスターミナル近くに今年、カフェがオープンしました。地域の憩いの場になればと地元の夫婦が二人三脚で営んでいます。
ごろっと大きなチキンが入ったカレーに、旬のリンゴを使ったスイーツ。青木村に今年5月にオープンしたカフェ「レースフェーベル」です。
カフェの場所はバスターミナルの隣
このカフェがある場所は、バスターミナルの隣。バスを待つ人はもちろん、それ以外の住民も訪れています。
常連客:
「店主と奥さまがすてきなのと料理が手作り感があっておいしいです」
店を営むのは、村内に住む翠川裕詞さんと光子さん夫婦です。
翠川裕詞さん
店主・翠川裕詞さん:
「交流の場っていうのが無いという話をいろいろな方から聞いていまして、交流できる場となれば」
バスターミナルはもともと、上田電鉄の鉄道駅があった場所。1938年に廃線となるまで多くの人でにぎわっていました。
喫茶店巡りが好きで、いつかは自分の店を持ちたいと考えていた翠川さん。「昔のにぎわいを取り戻し、憩いの場を作りたい」との思いから脱サラし、ターミナルの隣で空き家となっていた場所にカフェを開業することを決めました。
NBS長野放送
提供するメニューにもこだわり、できるだけ信州産の食材を使用。裕詞さんがいれるコーヒーは、上田市や中川村で焙煎してもらった豆を使っています。
店主・翠川裕詞さん:
「青木村っていうのは青木三山(夫神岳、子檀嶺岳、十観山)っていうのがありまして、その山をイメージしたブレンドが3種類ございます」
コーヒーとセットで楽しめるカレーは、調理を担当する妻・光子さんの一押しです。
(アナウンサー)
「濃厚でとってもクリーミーです。甘味の中にもしっかりとトマトやヨーグルトの酸味も感じられ、とてもおいしいです。コーヒーも酸味が感じられてすっきりと味わえます。カレーとの相性も抜群です」
NBS長野放送
スイーツも本格的です。長野県産のリンゴ「ふじ」を使ったタルトタタンは、アーモンドクリームをのせたパイにカスタードクリームと煮たリンゴをまるで花の様に飾った1品です。
客:
「格別なおいしさです。食事をいただいて、さらに張り切って仕事をやっています」
NBS長野放送
移住者も多い青木村。バスターミナルのカフェが、住民をつなぐ役割になることも期待されています。
店主・翠川裕詞さん:
「村の中心部にありますので、この店から周りがにぎやかになっていけばな、なんて思う次第です」
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