事件現場(長野市 2020年8月)
去年8月、長野市鬼無里で男性がボーガンで矢を撃たれた事件で、殺人未遂の罪に問われた女の初公判が開かれ、弁護側は「心神耗弱だった」などとして無罪を主張しました。
殺人未遂の罪に問われた長野市鬼無里の水澤夏美被告(29)は、去年8月、自宅を訪ねてきた70代の男性に至近距離からボーガンで殺意を持って矢を放ち、腕を貫通させるなどけがを負わせたとされています。
15日、長野地裁で開かれた初公判で検察側は「被告は、以前に被害者が自宅を訪ねたときに笑いながら話したことで、一方的に被害者に不快感を感じていた」「事前にボーガンを購入してから被害者を相談があるなどとして自宅に呼んだ」などと主張しました。
一方、弁護側は事件当時、被告は精神障害を抱えていて心神喪失状態にあったとして無罪を主張しました。
被告本人も撃ったときの記憶もないと話しました。
16日以降、証拠調べなどが行われます。
長野放送[/MARKOVE]