高遠城址公園で色づき始めたカエデ
長野県伊那市高遠町の高遠城址公園で30日、「高遠城址もみじ祭り」が始まった。園内に植わる約250本のカエデは青葉が目立つものの、一部が色づき赤や黄色に。「高遠そば」を味わう新そば祭りや菊花展、高遠とうがらしの展示など多彩な催しを繰り広げ、家族連れらが写真を撮りながら散策を楽しんでいた。11月7日まで。
実行委員会によると、園内の紅葉の進みは例年より遅く、「ここ数日で冷え込みが強まり、ようやく色づき始めた」。見頃は6、7日ごろを予想している。
高遠閣では、地元産の秋ソバを使ったそばを提供する「新そば祭り」が開かれ、初日は400食を用意した。新型コロナウイルス感染対策のため、入場制限を設けるなどして実施。園庭を見下ろす窓際にも席が設けられ、人気を集めた。家族4人で訪れた同市日影の二瓶裕史さん(42)は「桜のイメージが強いが、モミジもまたいい。紅葉が進んだらまた見てみたい」と話していた。
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