大勢の人でにぎわう「富士見パノラマFesクラフトマーケット」
長野県富士見町の富士見パノラマリゾートで23日、「富士見パノラマFesクラフトマーケット」(実行委員会主催、長野日報社など後援)が開幕した。エリア最大級のクラフトの祭典を目指した初のイベントで、屋外特設会場に95ブースが開設され、全国各地から集まったクラフト作家が、手仕事のぬくもりが伝わる革製品や陶器などを販売。初日は大勢の人でにぎわった。最終日の24日も午前9時から午後4時まで開く。
八ケ岳西南麓の花や野菜の生産者らでつくる「八ケ岳ボタニカルラボ」や地元の作家などで実行委を組織。8月に開催予定だったが、新型コロナの影響で延期した。検温やブース内滞在人数の制限など感染症対策を講じながら運営している。
諏訪市のアクセサリー作家石澤千代美さんは、長女(10)と出店。作家歴1年半という長女は、ウサギや金魚などの愛らしいレジンアクセサリーを並べ、「お客さまもたくさん。一つでも多く売れるといいな」と笑顔を見せた。
富士見パノラマのゴンドラを無料で利用できる長野、山梨、静岡からの来場者の中には、山頂駅からの眺望や入笠エリアの散策を楽しんでからマーケットに立ち寄る人も多かった。山梨県の夫婦は「作家さんのこだわりが伝わってくる」と品定め。工作体験やゴム鉄砲のクラフトなどは子どもたちの人気を集めた。
同リゾートによると、正午時点で2000人以上が来場した。実行委スタッフで、出店者でもあるせっけん作家の小古間かずささん=富士見町=は「ロケーション抜群で冠雪の八ケ岳も見渡せる。パノラマさんとの相乗効果も出ていて、地域の活性化に結び付くと思う」と話していた。
[/MARKOVE]