/* sc-component-id: sc-bdVaJa */
.gzihFu{padding:12px 0 20px;font-size:0.7499999999999999rem;line-height:1.6;text-align:center;background-color:#fff;}
/* sc-component-id: sc-bwzfXH */
.ceKNoV:visited{color:#639;} .ceKNoV:hover{color:#cc3434;}
長野放送
長野県内の療養者は2日連続で過去最多を更新して1126人となりました。入院と宿泊療養がいずれも242人、自宅療養は356人です。デルタ株の影響からか感染者の容体が急変するケースも相次いでいます。そうした中、医療機関が期待しているのが「抗体カクテル療法」です。重症化を防ぎ、結果的に病床のひっ迫も緩和できると見られています。
「抗体カクテル療法」は、2種類の抗体を混ぜて、点滴で同時に投与する治療です。
50歳以上や基礎疾患のある軽症と中等症患者が対象で、県内の医療機関でも使用が始まっています。
北信総合病院・洞和彦院長:
「重症化予防にはかなり効果があるので、使った経験からも、使用して次の日に発熱がおさまる患者もいる」
松本市立病院・中村雅彦院長:
「1回の投与で副作用も少ない。当院で使ってみても非常に有効と考えています。かつ、入院期間の短縮につながるんです。病床不足を解消する非常にいい手段」
松本市立病院では、今月7日から25日までに31人に投与。症状が改善し入院期間が短くなりました。ひっ迫しつつある病床の確保に期待ができると話します。
松本市立病院・中村雅彦院長:
「(従来の)抗ウイルス薬を使った場合は、入院期間が10日くらいになるケースが多いが、抗体カクテル療法を使うと、1泊2日、2泊3日とか、短期入院が可能になる」
厚生労働省は外来患者にも使用を認める方向で、県内でも入院患者や外来、宿泊療養施設でどう活用していくかが課題となります。
県内ではどう活用?
北信総合病院・洞和彦院長:
「(第5波では)療養施設からの急変とか自宅からの急変が多くなってしまうと思う。(抗体カクテル療法は)早期に使ってこそ効果が出てくる治療なので、入院以外で使えるといい」
松本市立病院・中村雅彦院長:
「外来でやるような場合、場所の確保、人員の確保をしなければいけないので、いくつかの病院に指定病院みたいにして、そこで治療をしてもらう仕組み、体制づくりが必要。軽症の方の投与は宿泊療養施設でやるとか、外来でやるとか、役割分担が必要になる」
長野県・阿部守一知事:
「各圏域ごと多くの機関に協力をいただき、抗体カクテル療法を感染された方に受けていただく態勢をつくっていきたい」
県内10の圏域ごとに実施する医療機関を設け、まず、入院患者や外来患者に対し投与を進める方針を明らかにしました。
治療薬の供給も課題の一つですが「しっかり全国に供給してもらえるよう国に伝えたい」としています。
長野放送[/MARKOVE]