長野放送
29日、長野県の新型コロナ対策を協議する専門家懇談会は、ここ最近の感染者の増加について、「第5波に入った」との認識を示しました。
29日夜に開かれた専門家懇談会の冒頭、阿部知事は「急激に新規陽性者が増加している。前例のない事態。デルタ株への置き換わりが県内でも進んでいるのではないか」と危機感を示しました。
懇談会はその後非公開となりましたが、県によりますと、会合では「県内は第5波に入った」との認識で一致したということです。
きのう28日までの1週間の新規感染者は104人。前の週の2.4倍で、専門家からは「第4波より増加のペースが速い」「県外で感染した人が家族や職場で感染を広げる段階に入っている」などと指摘があったということです。
また「デルタ株の影響も懸念され、人との接触を減らすなど、早期の対策強化が必要」といった意見があり、県も対策の強化・徹底を急ぐ方針です。
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