事件現場
4人の命が失われた長野県中野市の猟銃発砲立てこもり事件は、きょう(6月1日)で発生から1週間となりました。事件の捜査が進む一方、課題となっているのが「心のケア」です。周辺の住民は「今も心が落ち着かない」と話すなど、大きなストレスを抱え続けています。
周辺の住民:
「複雑ですよね。被害者も毎日、仕事場の前で楽しく会話しながら歩いてたのを見てますしね。だからお酒バッと飲んで寝るようにしている」
身近で起きた凄惨な事件。周辺の住民は大きなストレスを抱え続けています。
多く聞かれるのは「食欲がわかない」「眠れない」など心身の不調。「散歩が再開できない」という人もいます。
当日、容疑者の姿を見た住民も…。
容疑者の姿を見た住民:
「1週間たっても心が落ち着かない。徐々に普段の生活には戻ってきてますけど、やはり散歩する人が家の前を通る人がいなくなった」
事件は、子どもの心にも不安を残しました。
現場近いに小学校では事件翌日、複数の児童が登校できず、今も不安がる児童もいるということです。
県教委は、小中学校2校にスクールカウンセラーを派遣し対応しています。
また、中野市と県もそれぞれ専門の相談窓口を開設しました。電話の相談も応じていて、不安や不調が続く人は抱え込まず相談してほしいと呼びかけています。
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