多くの人が献花(事件現場 6月1日 長野県中野市)
長野県中野市で4人が死亡した事件からきょう(6月1日)で1週間です。現場では住民などが花を手向けて犠牲者の冥福を祈っています。
1週間前(5月25日)、散歩していた女性2人が突然ナイフで襲われ、1人は容疑者に追いかけられた末、畑で刺されました。
駆けつけた警察官2人も命を奪われた凄惨な事件の現場には、朝から多くの人が訪れ、亡くなった方の冥福を祈っています。
多くの人が献花(事件現場 6月1日 長野県中野市)
けさも多くの人が献花に―。
献花した人:
「予想だにしない一瞬のことで切ない。ご家族の方も毎日、想像を絶する思いをしていると思う」
「4人の方が犠牲になって。二度と起こってほしくないし、犯人に対しては怒り」
「眠れない毎日で。今後こういうことがないようにしてもらいたい」
事件の衝撃は大きく、今も住民の心に暗い影を落としています。
青木正憲容疑者(31)
事件の状況や背景も次第に明らかになっています。
4人を襲った青木容疑者は、女性2人を襲った理由について、「ぼっちとバカにされていると思っていた」などと供述しています。
死亡した4人のうち警察官1人を殺害した疑いで逮捕・送検された青木政憲容疑者。
女性2人はほぼ毎日一緒に散歩し、容疑者の自宅の前を犯行時間帯の午後4時半ころに通っていました。
容疑者との接点はほとんどないということです。
ただ、容疑者は、「2人からぼっちとバカにされた」「以前から襲おうと思っていた」と話してるということで、警察は、一方的に思い込んで恨みを募らせたとみています。
また、事件では、容疑者が許可を得て自宅で所持していた猟銃が犯行に使われました。
2020年の更新手続きでは、警察の審査に対し母親が「所持に賛成」と答えていたということです。
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