長野放送
子どものころから本に親しんでもらおうと0歳の子どもに本を贈る「ブックスタート事業」。長野県松本市はその延長で、今年度から新1年生の教室に本を置く「サードブック事業」を始めました。
(読み聞かせ)
「わしはお腹が減っているのじゃ、早く次じゃ!」
絵本に夢中の子どもたち。松本市の新1年生です。
クラスを訪ねた中央図書館の司書の目的は―。
松本市中央図書館 司書:
「この箱には皆さんに読んでもらいたい絵本が入っています」
市が今年度から始めた、新1年生に本を贈る「サードブック事業」です。
自治体が0歳児検診で本を贈る「ブックスタート事業」。2000年ごろから全国に広がり、県内でもおよそ7割の自治体が実施しています。
松本市ではこれに加え2019年から、3歳児検診で「セカンドブック」を贈呈していました。
そして、今年度からは新1年生対象の「サードブック」です。人数に応じた冊数を学級文庫の方式でクラスに置いてもらいます。
児童も本に興味津々―。
松本市によりますと「サードブック事業」は、県内19の市では初めてではないかということです。
1年生:
「図鑑が好きなのは、いろいろなことを知れるから」
「すごい、うれしい(本は好き?)好き!」
「プレゼントがいっぱいあって、みんなが喜びそうでうれしい」
松本市中央図書館 司書・百瀬敬子さん:
「6歳ぐらいは自分の好きな本を自分で読むという時期になります。継続的に適切な時期に本を与えて読書につながっていけば」
本は5月中に市内27校に届けられます。
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