救助に向かう隊員 提供:長野県警
2日、北アルプス前穂高岳で登山者3人が滑落し、県警ヘリなどが救助しましたが、2人が死亡しました。亡くなった1人は大阪府の50代男性で、もう一人の身元の確認をしています。また、埼玉県の60代の男性が肋骨を折る重傷です。
3人が救助された奥明神沢付近(標高約2500メートル) 提供:長野県警
雪が残る北アルプス前穂高岳。3人は奥明神沢付近(標高約2500メートル)で倒れていたということです。
午前9時過ぎ、前穂高岳を登山していた「男性3人が滑落したとみられる」と近くの山小屋から通報がありました。
資料 北アルプス前穂高岳
県警ヘリなどが3人を救助しましたが、このうち2人は心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されました。1人は大阪府豊中市の会社員の男性(54)で、もう一人の身元を確認しています。
また、埼玉県朝霞市の64歳男性が肋骨を折る重傷です。
県警によりますと、3人は同じグループではなく、1人が滑落し、下の人が巻き込まれた可能性があるということです。
北アルプス前穂高岳 提供:長野県警
3人が滑落したとみられる場所は、登山道が整備されていない上級者向けの「バリエーションルート」だということです。
5月2日は天候が良く付近では雪崩の跡などは確認されていないということです。
[/MARKOVE]