自動車販売店(2022年2月撮影)
長野市の自動車販売店の元社長の男が新車を販売する名目で複数の客から現金をだましとったとして詐欺の罪に問われている裁判。27日、2回目の公判が長野地方裁判所で開かれ、追起訴された2件について被告は起訴内容を認めました。
詐欺の罪に問われているのは、長野市の自動車販売店「デュナミス・レーシング」の元社長・小谷徹被告(64)です。
起訴状によりますと、小谷被告は自動車の販売名目で60代の男性から現金178万円、30代の女性から3回にわたり現金で合計580万円をだまし取ったとして追起訴されています。
27日、長野地方裁判所で2回目の公判が開かれ、この2件の追起訴について罪状認否が行われました。
裁判官に「起訴状の内容に間違いはありませんか」と問われると、小谷被告は「特にありません」と答え、起訴内容を認めました。
検察は冒頭陳述で、ディーラーへの発注は行わず、被害者から受け取った金は闇金からの借金の返済に充てていたと指摘しました。
これまでに小谷被告が詐欺の罪で起訴されたのは5件、合わせて1678万円にのぼります。
裁判は6月1日に結審し、判決は6月12日に言い渡される予定です。
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