C.W.ニコルさん(2010年取材)
3年前に亡くなった、森の再生などの環境保護活動家で作家のC.W.ニコルさん。コロナ禍で見送っていた「追悼式」が26日、拠点としていた長野県信濃町で開かれました。生前、親交のあった歌手の加藤登紀子さんも歌を捧げました。
加藤登紀子さん
加藤登紀子さんの歌声。C.W.ニコルさんに捧げられました。
ニコルさん(2010年):
「立ち直るために、森づくりに目を向けないとダメ。森の恵みをもらいながら、森と人間が一緒に暮らせていけたらいい」
2020年4月、79歳で亡くなったニコルさん。
イギリス出身で日本に帰化し、作家活動の傍ら、信濃町を拠点に放置された山林を「アファンの森」と名付け人の手で再生する活動を続けてきました。
26日の追悼式・信濃町
亡くなってから3年。コロナ禍で自粛していた「追悼式」が26日、信濃町で開かれ関係者およそ100人が参列しました。
アファンの森に咲く水仙の花を献花―。
C.W.ニコルさん(2010年取材)
歌手の加藤登紀子さんは生前ニコルさんと親交があった一人です。
捧げた歌はニコルさんが歌ってほしいと遺言に残したアイルランド民謡「ダニーボーイ」です。
参列した阿部知事は―。
長野県・阿部守一知事:
「ニコルさんが目指してきた本当に豊かな森づくり、自然と共生する社会をしっかりつくるよう全力を尽くす。長い間本当にありがとうございました」
アファンの森はニコルさんの立ち上げた財団が保全を続けていきます。
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