長野放送
選挙を終えた長野県議会です。第一会派の自民党県議団が議席を減らす中、5月9日の臨時会を前に各会派の動きが注目されます。
14日開かれた県議会の各派代表者会議。会派の届け出は4月19日に締め切ることなどが確認されました。
自民党の公認や推薦で当選したのは改選前より2人少ない24人。県議団は無所属議員に会派入りを働きかけていますが、必ずしも順調ではないといいます。
自民党県議団・風間辰一団長:
「(新人や他会派の議員に)接触する中で、あまり数に固執せず、チームワーク主体で頑張っていくべきだという声が団の中で圧倒的に多い。そのような数(公認・推薦の24人程度)に落ち着く。数に変わりがあっても、基本的なスタンスは変わらない」
第二会派の「改革・創造みらい」は立憲民主党や連合長野の公認・推薦を受けた新人を加え、改選前の12人を上回る新会派を立ち上げます。
改革・創造みらい・小林東一郎幹事長:
「名称とかそういう部分、会派の理念であるとか、新たに入ってこられる皆さんの意見も尊重しながら新たに考える。(合流を)同じような理念を共有できる方に呼びかけたい」
改選前8人だった県民クラブと公明党県議団の統一会派は5人が当選した公明党が単独で会派をつくれることになり、枠組みは流動的です。
県民クラブ・公明・諏訪光昭会長:
「私たち(県民クラブ)がある程度固まれば、(合流の)申し入れをするでしょうし、すでに公明党さんがひとつの方向が定まっていれば、交渉の余地がない」
共産党県議団は改選前を1人上回る6人で代表質問などを行える「交渉会派」になりました。
共産党県議団・毛利栄子団長:
「(交渉会派になり)期待に応えられる活動ができるんだなと、うれしく思っている。きっちりチェックして、まずいものは認めない」
会派間の綱引きも続く中、今後、見込まれる人数です。新たな会派構成で臨む臨時県議会は5月9日です。
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