長野放送
分娩の中止を含めた検討をしている長野県・松本市立病院に対し、地元の有志などでつくる団体が、継続を求める署名と要望書を提出しました。
申し入れたのは地元有志でつくる団体で、松本市立病院の分娩継続と産婦人科の存続を求め署名934人分と要望書を提出しました。
病院は老朽化に伴い2026年度をめどに移転新築を計画していて、その際に分娩の受け入れ中止を検討しています。
理由は分娩件数の減少と将来的な産科医不足です。
分娩件数はピークの2014年度時は524件でしたが、昨年度は173件にまで減少しています。
市民団体は「分娩中止は少子化をさらに加速させる」などと訴えました。
松本市立病院の産婦人科を守る会・戸田俊子さん:
「気楽にお産のできる病院が地域になくちゃ困るので、昔からある拠点病院を残してほしい」
一方、病院側は「地域全体における役割を考えていきたい」などと説明。検討を続け29日の市議会で報告する予定です。
長野放送[/MARKOVE]