頭上に広がるトマトの巨樹を背にしながら、さまざまなトマトの品種について説明を受ける家族連れら=23日、カゴメ野菜生活ファーム富士見
長野県富士見町大平の体験型の野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」は23日、5シーズン目となる営業を始めた。県内外から春休み中の家族連れらが訪れ、隣接するカゴメ富士見工場の工場見学(事前予約制)や「トマトの巨樹」見学ツアー、食事などを通じて野菜のおいしさと楽しさに触れた。
トマトの巨樹が植わる温室内には、ジュースの専用品種や鑑賞用品種などさまざまなトマトを展示しており、スタッフがそれぞれの特徴を解説した。巨樹は昨年9月末に1粒の種をまいて以降、冬季閉場中も管理を続け、頭上には赤い実も目立つように。塩尻市の小学3年生(9)は「1粒の種からこんなに大きくなるなんてすごい」と驚いていた。
レストランでは旬の野菜を使ったメニューを提供している。手のひらを当てるだけで野菜摂取の充足度が分かる機器ベジチェックも人気で、今季は拡張現実(AR)を活用した体験コンテンツを拡充した。野菜の収穫体験はトマトやベビーリーフを皮切りに大型連休から本格化する。営業時間は午前10時30分~午後4時(火曜日定休)。
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