プロスキーヤー・カイル・デイビッド・スメインさん(31) インスタグラムより
長野県小谷村で雪崩に巻き込まれて死亡した男性の1人は、世界選手権で優勝経験があるアメリカ人のスキーヤーだったことが分かりました。男性は県観光機構の旅費の支援を前提に撮影に訪れていました。
さっそうと滑るスキーヤー。2015年、フリースタイルスキーの世界選手権で優勝したアメリカ人のプロスキーヤー、カイル・デイビッド・スメインさんです。
小谷村で雪崩に巻き込まれて死亡しました。
捜索に向かう隊員(長野県小谷村 1月30日朝)
29日午後、白馬乗鞍岳で雪崩が発生。バックカントリーでスキーをしていた外国人4人が巻き込まれました。2人は救出されましたが、男性2人が死亡しました。
県警山岳救助隊・岸本俊朗隊長:
「幅でいうと30~40mくらいあったので、それなりに規模の大きな雪崩だった」
捜索隊員(長野県小谷村 1月30日午後5時過ぎ)
県警は31日、死亡したのはカイル・デイビッド・スメインさん(31)とオーストリアのクリストフ・ショフエガーさん(30)と発表しました。
スメインさんは仲間と撮影目的で白馬などを訪れ、県観光機構から航空代金の支援を受ける予定だったということです。
長野県観光機構
観光機構によりますと事前に連絡があり、風景や飲食などの写真の提供を受ける代わりに1人750ドルを支払う契約をしていました。詳しい旅程については把握していなかったということです。
県観光機構担当者:
「亡くなられた方がいるということは非常に悲惨なことで、悲しいこと。いろんな形でのスキーの楽しみ方はあると思うが、安全管理は自身のものとしっかりお伝えしていくことを進めていかなければならない」
プロスキーヤー・カイル・デイビッド・スメインさん(31) インスタグラムより
スメインさんは25日から6日間訪れる予定で、観光機構は提供された写真を観光PRに使うことにしていました。
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