事件現場(長野県伊那市)
警察が殺人事件として捜査を始めました。3日、長野県伊那市の住宅で一人暮らしの80代女性が遺体で見つかりました。死因は首を絞められたことによる窒息死で、室内には物色した形跡もあったということです。
亡くなっていたのは、伊那市西箕輪の原貴努代さん85歳です。
警察によりますと、3日午後6時前、知人や親族が訪ねたところ、家の中で、原さんが倒れているのを見つけて通報しました。
ベッドの上に布団をかけた状態で横たわっていて、その後、死亡が確認されたということです。
第一発見者:
「(見つけた時には)布団の中に入っていた。大きな声で呼びかけても応答がなかった。息子さんたちが遠くに行って一人暮らしが長いんですよ」
第一発見者の近所の男性は、原さんの家族から最近、夜、家の電気がつかず電話にも出ないと相談され一緒に様子を見に行ったということです。
目立った傷はありませんでしたが、司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息死だとわかりました。
また、室内を物色した跡もあり、警察は殺人事件と断定。5日、捜査本部を設置しました。
警察によりますと、市内では最近、侵入盗の被害が数件起きていて、事件との関連も含め捜査しています。
現場は、畑の中に住宅が点在する静かな場所にあります。
近所の住民などによりますと原さんは一人暮らしで、最近まで毎朝、散歩をし、庭の手入れも自分で行うなど元気な様子だったということです。
知人:
「庭の手入れも自分でやっていて(健康面も)しっかりした人でした。人から恨みを買うような生活は決してしていない」
近所の人:
「優しい方でした…気の毒に。早く犯人に捕まってほしい」
警察はフリーダイヤル(0120-235-110)も設置し、情報の提供を呼びかけています。
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