長野放送
6月29日に幕を閉じた長野市の善光寺の御開帳。その後も回向柱は本堂前に立ち続けていましたが、30日に引き抜かれ、その役目を終えました。
長野市の善光寺本堂。30日午前11時すぎ、回向柱から魂を抜く法要が営まれ、参拝客も手を合わせて見守りました。
新型コロナの影響で1年延期された善光寺御開帳。4月3日から6月29日まで過去最長の88日間開催され、636万人の参拝客が訪れました。
コロナ対策のコーティングが施された回向柱には、多くの参拝客が触れました。
御開帳が終わると「善の綱」は外されましたが、9月30日まで本堂前に立てられていました。最後に触ろうと多くの参拝客が…。
参拝客:
「みんなの健康ですね、祈りました」
赤ちゃんを抱いた参拝客:
「この子が無事に健康にすくすく育ってくれるようにお願いしました。この子が大きくなったらまた来たいと思ってます」
午後1時すぎ、柱を引き抜く作業が始まりました。長さ10メートルの柱が、クレーンで静かに吊り上げられます。
作業からおよそ15分。回向柱は本堂前から姿を消しました。柱は納め所に運ばれ、歴代の柱ともに触ることが可能です。
次の御開帳の日程はまだ未定です。
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