収穫前の田んぼの一角で、ぴちぴち跳ねるコイを捕まえ大喜びの子どもたち
長野県茅野市米沢の埴原田子ども会育成会は26日、米作り体験を行っている中島伸和会長の田んぼの一角で、7月に稚魚を放流したコイの引き揚げ作業を行った。運動会の振り替え休日となった米沢小学校の児童がはだしで田んぼに入り、全身を泥だらけにし、夢中で網や手で捕まえた。
無農薬栽培田の雑草防除のためのコイ農法があるが、同会では捕まえる楽しみや、用水路に放して自然を取り戻す目的で毎年取り組む。中島会長と児童代表らで佐久市に出向き、120匹の稚魚を調達して田んぼの端のヨシが生える場所に放流。金網やネットで保護し、餌を与え体長3センチの稚魚は大きなもので23センチに成長した。
コイは泥に紛れ見つけるのに苦労したが、跳ねた瞬間や、中島会長がヨシの中から追い出したところを捕まえ大喜び。祖父と参加した村上にこさん(6年)、景十郎君(4年)きょうだいは「だんだん上手に捕まえられるようになった」と笑顔で話した。
60匹以上が揚がり、早速一部を用水路に放流。同校敷地内の小川にも放すという。
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