長野放送
長野市で6日、住宅など14棟を焼いた火事は7日朝から実況見分が行われました。台風に伴う強風で被害が拡大した今回の火事、原因の究明が待たれます。
(記者リポート)
「火災から一夜明け、実況見分が始まりました。原型をとどめてない家や、屋根が折れ曲がった家など当時の火の勢いの強さを感じさせます」
6日午後3時前、長野市上野の住宅から出火。住宅など14棟を焼いて、そのうち10棟を全焼しました。
燃え広がった理由は台風11号に伴う強い南風です。長野市では朝から強い風が吹いていて、正午過ぎには最大瞬間風速15.2メートルを観測。
出火当時も風速6メートル近くになっていました。この風で、火は短時間に火元から北の方角へ次々に燃え移ったとみられています。
近所の住民:
「風が強くてすぐに広がった。怖い」
7日は午前9時から警察と消防による実況見分が始まり、火元とみられる住宅などを重点的に調べていました。6日現場を見た複数の住民が「玄関の周辺が激しく燃えていた」と話しています。
近所の住民:
「(火元とみられる家の)玄関の下あたりから炎が噴き出していた」
全焼した家の様子を見に来る住民の姿も…。
6日から家族とともに勤務先の施設に身を寄せているということです。
自宅が全焼:
「母は着の身着のままで何も持たないで逃げた。これからどうなってしまうんだろうと不安しかない」
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