長野放送
最近、各地で個性豊かなマンホールのふたが見られるようになりました。長野県白馬村には北アルプスなどが描かれたデザインマンホールがあり、アパレルブランドがデザインをあしらったTシャツを販売しています。
5月から販売が始まったTシャツ。胸の位置には白馬岳など白馬三山を背景に、白馬村の村の花・カタクリが描かれています。実はこれ、住民にはおなじみの絵なんです。
(記者リポート)
「私が着ているこちらのTシャツ。実は白馬村のマンホールをデザインしています」
元になったのは村オリジナルのデザインマンホールのふた。1990年に最初に設置され、現在2800個ほどあるそうです。
村民:
「かわいい。こんなTシャツがあったんですね。土産店にあれば、ほしい人もいるかも」
Tシャツを作ったのは、アパレルブランド「ジャパンアンダーグラウンド」の足立拓海さん(25)。世界40カ国を旅する中で日本のマンホールの魅力に気づいたといいます。
ジャパンアンダーグラウンド・足立拓海共同代表:
「市や町や村が変わるだけでマンホールのデザインが変わる取り組みをしているのは日本だけ。マンホールはおしゃれだぞ、かっこいいぞ、日本が誇る文化だぞと日本中、世界中の人に知ってほしい」
自治体の了解を得て去年7月に始めたマンホールTシャツ作りは、運河をデザインした北海道・小樽市から始めて徐々に南下。都道府県ごとに1枚が目標で、これまでに33種類になりました。県内では白馬村が初めてです。
ジャパンアンダーグラウンド・足立拓海共同代表:
「マンホールを知ることによって、白馬に行けば奇麗な山やお花が見られると村を知るきっかけになる。地域が活性化していけばなと思っている」
足もとの魅力を独自のスタイルで発信する「マンホールTシャツ」。ジャパンアンダーグラウンドの公式オンラインショップで購入できます。
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