鮮やかなピンク色の花を咲かせる井戸尻史跡公園の「大賀ハス」=富士見町池袋
長野県富士見町池袋の井戸尻史跡公園で古代ハスの「大賀ハス」が見頃を迎え、緑の中に淡いピンクの大輪の花が広がっている。井戸尻考古館によると、蒸し暑い日が多かったためか、開花は例年より早めで、観蓮会が開かれる週末にかけてが「一番いい時期になる」としている。
姉妹都市の静岡県西伊豆町の住民から2002年に譲り受けた株を増やした。住民有志でつくる「井戸尻応援団」がハスが順調に生育するよう、混み合ったスイレンの間引きを継続しており、今季も咲き具合は良好という。
開花数が増えるにつれて人の数も増えており、写真愛好者らは朝日を浴びて神秘的に輝く大輪の花や葉の上の水玉にレンズを向ける。「早朝の葉の香りが大好きです」と町内の女性。「漁山紅蓮」は数輪の花を咲かせており、今月後半に見頃となりそうだ。
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