茅野市産のソバと水を使い、市内の酒造会社が仕込んだ茅野そば焼酎
長野県茅野市産のソバと水を使い、市内の酒造会社が仕込んだ茅野そば焼酎の販売が始まる。4日から取り扱いを希望する小売店、飲食店、宿泊施設の募集を始めた。市内産のソバの消費拡大につなげる。
市では遊休農地対策や農業者の高齢化に伴う省力化作物としてソバ栽培を推奨しており、7年ほど前から作付面積が拡大。現在約190ヘクタールで栽培され、県内有数の産地となっている。そばとしての利用に加え、新たな活用策を探ろうと、市やJA信州諏訪などでつくる市農業技術者連絡協議会が2020年度に原料、製造業者ともに茅野市にこだわったそば焼酎の販売を企画。同年度に試作品を製造し、試飲や飲食店、宿泊施設などへの聞き取り調査を行い、結果を踏まえて改良を加えた。21年度に720ミリリットル入り1000本、300ミリリットル入り500本の計1500本を製造した。参考販売価格は720ミリリットルが1518円(税込み)、300ミリリットルが759円(同)となっている。
市では取扱店の募集と合わせ、首都圏などで開催するイベントでのPRに活用したり、ふるさと納税の返礼品に利用したりする予定。今年度は720ミリリットル入りを1200本製造する予定で、11月ごろ完成する見通し。
商品の取り扱いなどに関する問い合わせは同市ちのの戸田酒造(電話0266・72・2118)へ。
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