会見する松木茂盛元長野市議(7日)
元市議が陳謝です。有権者にビールなどを配ったとして、公職選挙法違反の疑いで書類送検された松木茂盛元長野市議。7日、会見を開き「社会通念上許されるという甘さや認識不足があった」と述べました。
警察の捜査を受けてから初めて公の場に姿を現した松木茂盛元長野市議。
松木茂盛元長野市議:
「本当に申し訳ありませんでした」
市内のホテルで会見を開き陳謝しました。
公職選挙法違反の疑いで書類送検された松木元市議。警察によりますと、去年7月と12月に長野市内の有権者のべ40人にビールなど40点、販売価格16万円を贈った疑いです。
お中元やお歳暮としてビールのほか日本酒、ハムの詰め合わせ、商品券なども贈ったということです。
松木元市議の行為は「寄付の禁止」にあたります。公職選挙法は政治家が選挙区内の人に寄付を行うことは一切禁じていて、お歳暮なども含まれます。
松木茂盛元長野市議:
「頭の中ではいけないだろうと思ってはいた。ただし、社会通念上の義理人情的な部分では許されるのかな。まさに甘く考えていた」
一方、以前から贈っていたのではという質問に対しては…
松木茂盛元長野市議:
「議員が長いこともあったりして、その辺の古い話はまったく覚えていない」
全国最多タイとなる14期55年、市議を務めていた松木元市議。事件を受け今月1日に議員辞職しました。
松木茂盛元長野市議:
「議会活動は一生懸命やってきたつもりだが、去年、過ちを犯したことを深く反省」
警察は引き続き余罪や動機など調べています。
一方、松木元市議が所属していた「改革ながの市民ネット」は改めて、勉強会や研修を行うことにしています。
長野放送[/MARKOVE]