昨年度の事業を振り返り、今年度の事業計画などを承認した総会
江戸時代まで諏訪神社(現・諏訪大社)とともにあった上社、下社の神宮寺由来の仏像などを一斉公開する今秋の「諏訪神仏プロジェクト」の実行委員会は30日、総会を長野県諏訪市四賀の仏法紹隆寺で開いた。20人が参加し、今年度の事業計画などを承認。寺社の所蔵資料などを掲載した地図の増刷や公式ガイドブックの作製に向けて検討を進める。
一斉公開は10月1日から11月27日までの予定。神宮寺由来の仏像などを公開する。通常は非公開の仏像も、特別開帳のイメージで期間中に公開する。諏訪地方観光連盟などが秋の行楽シーズンに合わせ、誘客促進を図る。昨年4月のプロジェクト準備会から同日の総会までの経過報告なども行われた。
全5議案が可決承認され、同プロジェクトの岩崎宥全副会長(仏法紹隆寺住職)は「諏訪から神仏習合を発信していく。皆さんの力で完遂することがこの地域のためになると確信している」とあいさつした。
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