長野市・5月11日
「脱マスク」についてです。コロナの基本的な感染対策の一つ「マスクの着用」。ただ、義務化していた欧米では今年に入り撤廃が進んでいます。こうした中、11日、松野官房長官は「距離が取れれば屋外では必ずしも必要ない」と会見で述べました。日本でも「脱マスク」の議論が始まろうとしています。県民などに話を聞きました。
今年の大型連休。信州の観光地はにぎわいました。ほとんどの人が感染対策のためマスクをしています。観光地などもマスク着用を求めていました。しかし…
長野放送
欧米では「脱マスク」が進んでいます。アメリカやイギリスはマスク着用義務を今年に入ってから撤廃。お隣、韓国も5月、屋外でのマスク着用義務を撤廃しました。ワクチンの接種も広がり徐々に規制を緩めていく「ウィズコロナ」の動きの一つです。
(記者リポート)
「欧米などで進む脱マスク、街の人はマスクを外すことに対してはどのように考えているのでしょうか」
20代女性:
「マスクを外してしまうと、また増えて感染者数が減らないと思うので、つけてた方がいいかな」
20代男性:
「みんなが外すとなったら外すと思う。屋外でも屋内でも一緒かな。屋外で外すなら屋内でも外すと思う」
80代男性:
「暑くなるから外したいよね。だけど人の多い所、行ったら感染が怖いからね、どうしても外す気持ちになれない」
これから暑くなり熱中症にも注意が必要になってきます。
子どもと遊ぶ女性:
「(特に子どもは)つけない方がいいかなと思う。どのくらい息苦しくなると(マスクを)とればいいのか、子どもが判断できないのでちょっと心配」
孫と遊ぶ女性:
「公園とかは、のびのびと遊んだ方が良い。息苦しさもあるし、特に小さい子は大変かな」
東京都医師会は10日の定例会見で、これから夏に向けソーシャルディスタンスが保てる屋外ではマスクを外すよう求めました。
公益社団法人 東京都医師会・尾崎治夫会長
公益社団法人 東京都医師会・尾崎治夫会長(10日):
「屋外で喚起の良い場所では、それほど感染のリスクがない。屋外では、今後の着用の見直しをしても良いのではないか」
具体的には保育所の外遊び、学校の体育・部活動、公園、山、川、海などをあげています。
官房長官も…
松野博一官房長官
松野博一官房長官:
「特に気温・湿度が高いときには熱中症のリスクが高くなる。屋外での人との距離が十分ある場合、マスクを外すことを推奨する」
もちろん距離が保てない場所や屋内ではマスク着用を呼びかけています。
「ウィズコロナ」。日本でも今後、さらにマスク着用などの規制の緩和について議論が進みそうです。
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