長野市保健所・小林良清所長(4月10日 会見)
10日、長野県内で新たに732人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。このうち長野市は268人で7日発表の202人を大幅に上回り、過去最多を更新しました。市保健所は10歳未満の感染者が急増していて、親の世代である30代、40代に広がっているとみています。
長野市が発表した新規感染者は268人。このうち軽症262人、無症状6人、中等症、重症はいません。
年代別では、10歳未満が最も多く64人、続いて30代52人、40代44人、20代37人、10代34人、50代20人、60代10人、70代6人、80代1人となっています。
長野市保健所の小林良清所長は、市内で感染者が急増している要因として、「保育所や幼稚園、低学年の小学校で集団的な感染が見られ、親の世代である30代、40代に広がっている」とみています。
小林所長は「子どもたちと同居の感染を直ちに抑えるのは、実質的には困難な部分がある」と述べ、「数字に一喜一憂せずに、重症者の数や社会生活への影響など全体的に考え、ある程度、共存していかなければならないと考え直す時期」との見解を示しました。
[/MARKOVE]