水害への対策工事を終えた「クリーンピア千曲」(29日)
3年前の台風19号で浸水被害を受けた生活に欠かせない施設が元通りになりました。
長野市の下水道処理施設「クリーンピア千曲」が水害への対策工事を終え、29日、全面復旧しました。
長野市赤沼の「クリーンピア千曲」は、長野市北部と須坂市、小布施町などの下水を処理していますが、3年前の台風19号で大部分が浸水しました。
2年半の月日と総額157億円をかけた復旧工事が終わり、29日、報道陣に公開されました。
入り口に防水扉を設置したほか、施設の心臓部である電気室を2階へ移すなど、高さ4.2メートルの浸水に耐えられるようにしたということです。
汚水を微生物などで浄化する機能も完全復旧し、14万3000人の下水を処理できるようになりました。
長野県千曲川流域下水道事務所・下流施設課・西尾文雄課長:
「被災から2年半、長かったけど、工事としては異例の早さでした。その2年半の間に地元の方には大変迷惑をおかけしました。節水などにご協力いただいた方たちに感謝申し上げます」
長野放送[/MARKOVE]