御開帳の開幕を待つ善光寺(長野市)
特集は善光寺御開帳への期待です。開幕は4月3日。新型コロナウイルスの影響による延期の末ということで、門前の店などにとっては待望の開催です。参拝客を迎える準備や取り組みを取材しました。
前立本尊(前回2015年の御開帳時)
厨子の中から現れる「前立本尊」。1年延期された善光寺御開帳が、いよいよ4月3日に始まります。
御開帳の象徴ともいえるのが、前立本尊と「善の綱」で結ばれる回向柱です。
大勧進に立てられた「結縁柱」
大勧進では一足先に、3月、柱が立てられました。「結縁柱(けちえんばしら)」です。
(リポート)
「ああ、立派な柱!」
「結縁柱」
善光寺大勧進・傳田心順法務部長:
「こちらは『結縁柱』といいまして、護摩堂というお堂のご本尊が『厄除不動尊』。その手と柱がつながっております」
厄除不動尊は災いを振り払う仏様。コロナ禍の今、回向柱と一緒に「縁を結んでほしい」としています。
善光寺大勧進・傳田心順法務部長
善光寺大勧進・傳田心順法務部長:
「もともと善光寺は疫病を退散した仏様ということもありますので、本堂の回向柱を触っていただき、その後こちらに来て、ここで縁をもらってお参りしていただければ」
縁を結んだ証に…
結縁柱の御朱印
(リポート)
「結縁柱の御朱印です。御開帳期間中は、特別な御朱印をいただくことができるんです」
結縁柱そのものをデザインした特別仕様の御朱印。
千曲市出身の画家・越ちひろさんとコラボしたデザインのものもあります。
さらに限定の授与品も!
(リポート)
「焼きそばに、ダルマ。多くの方に御開帳を身近に感じてほしいと、大勧進の僧侶が考えました」
ペヤングやきそば 善光寺御開帳記念
カップ焼きそば「ペヤング」でお馴染みの「まるか食品」の協力による限定品です。信州らしく「そば風」ということですが、取材時はパッケージのみ。味は食べてみてのお楽しみです。
アルクマだるま
こちらは県のPRキャラクター「アルクマ」のだるま。リンゴの中から顔を出しているようなデザインになっています。
善光寺大勧進・傳田心順法務部長:
「一般の方が誰でも気軽にお参りできるような準備が、こちらも必要なのかなと。安心安全の中で、より多くの方が来て、ぜひ仏様と縁を結んでいただきたい」[/MARKOVE]