オミクロン株 提供:国立感染症研究所
10日、長野県内でも初めて確認されたオミクロン株の別系統「BA.2」。感染力が強いとされ、専門家は「置き換わりが進めば再び感染者が増加に転じる可能性がある」と警鐘を鳴らしています。
オミクロン株の別系統「BA.2」。スクリーニング検査で判別できない可能性があるため「ステルスオミクロン」とも呼ばれています。
信大附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「(オミクロン株より)感染力が1.3倍くらいある。今のオミクロン株もかなり感染力が高いけど、それに輪をかけて感染力が強い」
厚生労働省に助言する専門家会合でも「BA.2に置き換われば再び感染者は増加傾向に転じる可能性がある」としています。
信大附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「首都圏では3月末くらいに置き換わってくると言われているので、長野県も時間の問題。4月にはほとんど置き換わっていくんじゃないか」
今のところ症状はオミクロン株と大きな差はないと言われています。
これから年度末・年度始めで人の動きが活発になる時期を迎えます。専門家は3回目のワクチン接種やマスク着用などの基本的な対策を改めて呼びかけています。
長野放送[/MARKOVE]