長野県の感染者推移
感染者の推移です。2月9日に過去最多の690人となりました。その後、徐々に減ってはいるもののそのペースはにぶく「高止まり」の状況が続いています。専門家は「ピークは越え、緩やかに減少していく」とした一方、「年度末、年度初めの移動で再拡大する可能性がある」と指摘しています。
信大医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「ピークは越えているとは思いますが、緩やかに減ってきている状況。高止まりしている」
信州大学付属病院感染制御室の金井副室長は、「今後、緩やかに減少するのでは」とする一方、再拡大の可能性も指摘します。
要因の一つが年度末・年度初めの人の移動。
もう一つは、国内でも確認されている変異株です。
信大医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「オミクロンのさらに変異したBA.2という株が日本でも流行すると、感染力が強いと言われていますので再拡大の可能性は出てくる。(感染力はオミクロン株の)1.3倍くらいとされています」
第6波では、施設の高齢者などにも感染が広がり、1月以降の死者は43人にのぼっています。
ワクチン3回目接種や基本的な対策の徹底を呼びかけています。
信大医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「(高齢者が)コロナで直接、肺炎になるというケースは多くはないが、コロナをきっかけに食事がとれなくなったり、衰弱してしまったり(して死に至る)。特に高齢者施設で感染が広がらならないようにしていかなければいけない」
長野放送[/MARKOVE]