長野市の繁華街(1月28日)
「まん延防止等重点措置」適用後、初の週末です。自粛ムードで飲食店や善光寺などの観光地は人出が少なくなった一方、密を避けやすい冬のレジャーは大きな影響はなく明暗が分かれました。
1月28日(金)の長野市の繁華街・権堂。休業している店も多く閑散としていました。県は2月20日まで長野県内全域の飲食店に時短営業を要請しています。
こちらは長野駅近くの飲食店。営業を続けることを決めましたが、客の入りは少なめでした。
門前酒場山里・上田大地さん:
「6波で収束してくれることを願う。御開帳もあることですし、耐えるしかないが頑張っていきたい」
こちらの店も客はいつもの3割ほどに。県の「安心なお店」認証店のため、午後9時に店を閉めました。心配しているのは雇用の確保です。
T-SPACE・徳原聡史専務取締役:
「雇用の確保だけは一生懸命、必死に守っていきたいのですが、いつまでもとなると分からない、なんとかしてあげたい」
重点措置適用による自粛ムード。感染のピークが見えず飲食店は不安を抱えています。
善光寺(長野市 1月29日)
観光地は…
29日の善光寺。感染対策をとった参拝客が訪れていましたが、人出は普段の週末よりも少なめでした。
新潟から:
「お参りだけして帰ろうかと、あまり密にならないように。お店とかは注意しながらあまり密にならないように」
仲見世通りの店の人は…
仲見世通りの店員:
「だいぶ少ない感じ。今の時期は仕方がない」
4月から始まる御開帳までには落ち着いて欲しいと願っています。
松本城(長野県松本市 1月30日)
松本城も訪れる人は少なく、天守へはほとんど待たずに入ることができました。
訪れた人:
「結構少なかった。(自身は)基本的対策をしている」
管理事務所によりますと有料入場者は、この土日は1000人あまりで、感染拡大前の今月8日、9日の土日に比べ大きく減少しました。
鹿島槍スキー場(長野県大町市 1月29日)
スキー場は…
一方、屋外のレジャーは大きな影響は出ていません。大町市の鹿島槍スキー場は、この土日におよそ2000人が訪れました。コロナ流行前のおととしの同じ時期に比べて8割ほどだということです。
株式会社鹿島槍・西沢勇人社長:
「屋外スポーツなので、そこまで大きな影響は現時点ではみられない」
松原湖(長野県小海町 1月30日)
小海町の松原湖でも多くの人がワカサギ釣りを楽しんでいました。
訪れた人:
「これだけ人がいっぱいいますが、密にならないですし…」
密になりにくいとして冬のレジャーを楽しむ人が多かったようです。
まん延防止等重点措置は2月20日まで。今後、人出はどうなるのか、関係者が気をもむ日々が続きます。
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