入社を前にスーツを選ぶ大学生
特集は初売りのにぎわいの中で見えた人間模様です。舞台は長野市のスーツの量販店。新年に合わせて新調する人だけでなく、もうすぐやってくる人生の節目・門出に向けて買い求める人たちの姿がありました。
1月2日・長野市
2022年がスタート。コロナ下で迎えた2回目の新年です。
2日、長野市高田―。
店員:
「先ほどよりも少しゆとりがあるようになってますね」
客:
「これ、いいですね」
こちらは長野市のスーツ量販店。元日から恒例の初売りセールが始まりました。コロナの影響はあるものの、客足は去年のペースを上回るということです。
新年に新しいスーツを揃える「営業マン」
こちらの男性は、新年を迎えるたびに新しいスーツを揃えるという営業マン。
長野市のメーカー勤務(37):
「毎日、スーツ着る仕事なので結構、消耗が激しく初売りだけでなく、セールある時も買っている。年明けに仕事であいさつ回りがあるので早速、着ていこうと思っています」
新しいスーツで、気分一新です。
長野市の会社員(63)
ジャケットをじっくり吟味する男性は、63歳の会社員。
長野市の会社員(63):
「仕事始めに向け用意しようかなと思いながら、ワイシャツを見に来た。ちょっとついでにスーツもというところですかね」
長野市の会社員(63):
「普段、こんな感じのを、これと黒っぽいのを使いまわしている」
定年退職まで1年余り。残りのサラリーマン生活は、いつもと違うスーツでと思い始めていました。
長野市の会社員(63)
長野市の会社員(63):
「(スーツで何か変わる?)いや、気分だけですかね。まあ、たまたまというところですね。今年が最後のサラリーマン生活になるので、ちょっと変えてみようかなというのもあって、最後なんでね…」
いつもであれば通常の4倍ほどを売り上げる「初売り」。客層は社会人だけでなく卒入学や就職など、春の門出を前にした高校生や大学生が多いのも特徴です。
特に信州は「フレッシャーズ」の動き出しが早いそうです。
洋服の青山 南高田店・鎌谷尚弘店長
洋服の青山 南高田店・鎌谷尚弘店長:
「(長野県は)高校生の方、私服率が高いことが一つの要因だと思う。1月は帰省のお客さまの利用も多いので成人式、ここが1月の一つのピーク。記念の品として青山の商品を末永く着ていただきたいという思いで販売している」
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