多くの支援者に囲まれ意欲を新たにする水上投手
プロ野球埼玉西武ライオンズの水上由伸投手(23)=長野県宮田村南割出身=が4日、宮田村役場を訪れ、2021シーズンについて報告、22シーズンへの決意を述べた。水上投手は「野球を楽しめたのが無失点記録につながった」と振り返り、「来シーズンは投球の幅を広げ、今シーズンを超えたい」と抱負を述べた。
水上投手が年末年始の休暇で帰省したのに合わせ、後援会「由勝会」(中塚明彦会長)が理事会を開催。報告の場を設けた。
水上投手は、プロ野球2020年育成ドラフトで西武ライオンズに入団。21年シーズンにイースタンリーグの横浜戦でデビューした。5月13日には支配下登録され、背番号も「128」から「69」へと変更。6月11日の中日戦で一軍公式戦初登板し、17試合連続無失点のパリーグ新記録を打ち立てた。
報告に立った水上投手は「一軍を目標にしていたので緊張もなく、存分に試合を楽しめた。その結果として無失点記録につながった」とシーズンを総括。村関係者を中心とした熱のこもった応援に感謝する一方、シーズン後半に失速した点を反省。楽天戦での初の被ホームランが「最も印象深い」とし「簡単に(観客席に)運ばれ、すごい世界だと改めて思い知らされた」と実感を込めて話した。
来シーズンに向けては「初めてのシーズンは後半に課題を残したので、来季はシーズンを通じて安定した力を発揮したい」と目標を掲げた。
中塚会長は「初心忘るべからず。昨年入団した時の気持ちでキャンプに臨んで」と激励した。
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