長野放送
全国的に感染状況が落ち着く中、長野県内では「バスツアー」がにぎわいを見せています。北信濃の自然をめぐる日帰りツアーは、9日10日の週末はほぼ予約で埋まり、主催者も今後に期待を寄せています。
9日のJR飯山駅。
添乗員:
「手の消毒をしてからお願いします」
マイクロバスに次々と利用客が乗り込んでいきます。
利用客:
「とにかく自然に触れたい」
新型コロナのため中止していた北信濃の自然をめぐる「日帰りバスツアー」。2カ月ぶりの再開です。
信州いいやま観光局・田原奈美さん:
「(緊急事態宣言の)解除があってから紅葉が始まり、いいタイミングでツアーが再開できてうれしい」
この日はほぼ定員となる10人が県内外から参加しました。
まず訪れたのは、標高約1500メートルの木島平村の「カヤの平高原」です。
ガイド:
「この一画の一番大きな木、(樹齢は)250年とかそのくらいはたってるんじゃないか」
紅葉が色づき始めた山林で、1時間ほど散策を楽しみました。
バスは次の目的地・栄村へ。志賀高原から流れる雑魚川渓谷沿いを歩いた先に待っていたのは、落差20メートルを超える『大滝』です。
千葉から:
「ずっとコロナだったから出られなくって(旅行は)久しぶり」
長野市から:
「最高ですね。ストレスも発散できるし、コロナで我慢していた部分もあるので」
バスツアーは今月24日まで週末に開催される予定で、予約も埋まってきているということです。
県内からの参加者は5000円安くなる県民割も使えます。観光局も手ごたえを感じつつ、今後の巻き返しに期待を寄せています。
信州いいやま観光局・田原奈美さん:
「これからも秋のツアーが何本か入っているので、いろんなお客さまに来てもらえたらうれしい」
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