長野放送
大雨による影響です。長野県諏訪湖には川から大量の枝やごみが流れついていて、この時期のテナガエビ漁に出られない船もいるほどです。県は早急に撤去できるよう検討しています。
湖面にたまるヨシの枝や流木、そしてペットボトルなどのごみ。諏訪市側の諏訪湖の護岸です。
こうしたごみが複数個所にたまっています。
県内でも2日からの大雨で各地で土砂崩落などが相次ぎ記録的な雨量となりました。
この大雨の影響で諏訪湖に流れ込む河川からごみなどが流れてきて、風の影響で護岸にたまったとみられます。
諏訪湖漁協・藤森惠吉組合長:
「出られないな。ちょっとひどいよこれ」
景観も良くありませんが、困っているのは6月1日から始まった「テナガエビ」漁の漁師たち。
最近は漁獲量が少なく2022年は禁漁で、2年ぶりに始まったばかりでした。
諏訪湖漁協・藤森惠吉組合長:
「“えびかご”が入ってる所もごみがあるから上に上がってこられない、だから揚げられない。(揚げられないと?)死んじゃう」
一部の漁師は船が出せなかったり、「えびかご」と呼ばれる仕掛けが揚げられなかったりしているということで、漁協の関係者も不安を抱えています。
管理する県によりますと、2019年10月の台風19号の際も同様の現象が起きたということです。県はできるだけ早く撤去したいとしています。
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