八剱神社の御田植祭で早苗を植える早乙女たち
長野県諏訪市小和田の八剱神社の御田植祭が21日、同市上川3にある斎田で行われた。コロナ禍により開催は4年ぶり。ピンク色の法被をまとった小学2~6年生の早乙女8人は心を込めて早苗を植え、秋の豊かな実りを願った。
今年の早乙女には島崎1、2区の子どもたちが選ばれた。鉢巻きに赤いたすき姿で横一列に並び、はだしでゆっくりと田んぼの中へ。宮坂清宮司が奏でる神楽笛の調べに合わせ、コシヒカリの苗を手植えした。
城南小6年の児童(12)は「泥が冷たくてどろどろしてた。元気に育ち、甘いお米ができるといいな」。宮坂宮司は「霊力の宿る苗。豊作への願いを込めてほしい」と話した。
斎田は広さ約10アール。大総代の大久保一さん(73)によると、10月に収穫して神社に奉納するほか、総代に分けられる。隣接する斎田では丈の長い品種も栽培し、御神渡(おみわた)り拝観式のしめ縄に使うという。
[/MARKOVE]