提供:国立感染症研究所
長野県の伊那保健所は14日、管内の仕出し弁当屋でノロウイルスによる食中毒が発生したことを発表しました。この施設で調理、提供した弁当を食べた客18人と調理従事者2人の計20人の感染が確認されましたが、全員、快方に向かっているということです。
ノロウイルスによる食中毒が発生したのは、伊那保健所管内にある仕出し弁当屋です。
保健所によりますと、3月7日にこの施設で調理・提供した仕出し弁当を食べた4グループ20人のうち18人が8日午前3時頃から倦怠感、下痢、吐き気、腹痛などの症状などを訴え、検査などの結果、18人がノロウイルスに感染したいたことがわかりました。
患者はそれぞれ異なった種類の弁当を食べていて、原因の食材は特定されていません。主な弁当は「日替わり弁当」(ささみフライ、シューマイ、ポテトサラダ、サラダそば等)、「ソースチキンカツ弁当」、「薄切りソースカツ丼」、「焼肉丼」、「豚生姜焼き弁当」、「唐揚げ弁当」です。
18人の感染が判明後、調理従事者3人を検査したところ、2人からノロウイルスが検出されました。
患者20人は全員、快方に向かっているということです。
伊那保健所はこの施設の営業者に対し、3月14日から3日間の営業停止処分としました。
保健所は「調理前、食事前には石けんで手を十分に洗う」、「料理は中心部まで十分に加熱する」、「まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で殺菌して使う」など注意を呼びかけています。
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