「恋人のように！」もう何度聞いたセリフかわかりませんよね。
風俗では恋人接客が稼ぐためのセオリーだと言われています。
しかし中には「それが出来たら苦労しないんだよ！」と苦手な恋人接客にお悩みの方もいるでしょう。
現役時代の筆者もまさにそれで、恋人接客が本当に苦手でした。
恋人のようになんて、疑似だとしても無理。自分にもお客様にも嘘つくのが辛い。
そう思いながらくすぶっていた時期が過ぎ、筆者がたどりついたのは「友達接客」でした。
風俗で友達接客ってアリなの？
と思われるかもしれませんが、実はアリよりのアリ。
今回は恋人接客が苦手なあなたに贈る、風俗での「友達接客」のすゝめです！
恋人接客はもう疲れた！
今も昔も、風俗でリピーターを獲得しやすく効率よく稼げる接客方法は「恋人接客」が鉄板だといわれています。
水商売でも「色恋」と呼ばれる接客の手法があり、言い方は違えどどちらも疑似恋愛をベースにした「恋人接客」です。
夜職全般でこの恋人接客が稼ぐためのセオリーとしてあります。
「恋人接客」には適正がある？
恋人接客が稼ぎやすいというのはもはや常識です。
しかし、中にはどうしても恋人接客が苦手だという女性は少なくありません。
そしていくら恋人接客が稼げるからと言っても、下手な恋人接客で「疑似恋愛感丸出し」と思われてしまっては、お客様も冷めてしまいリピートは見込めなくなってしまいます。
そのため「恋人接客」には向き・不向きがあるといえます。
【向いているタイプ】
「仕事用のキャラ」と「本当の自分」をきっちり割り切れる
「お客さんのことを好きな自分」を全力で演じきることができる
【向いていないタイプ】
接客中に「自分の感情」に引っ張られてしまう
本当に好きな人以外に「恋人風」の演技や対応ができない
お客さんとの距離感をつめすぎて「ストーカー生産機」になってしまう
恋人接客はストレスを伴うことも…
恋人接客は効率よく稼げます。そのため新人の女の子にも「稼ぐためには恋人だと思って接客してね！」とアドバイスをします。
しかし一歩間違うと本指名客がストーカーになってしまう「ストーカー生産機」ともなりかねません。
ストーカー生産機になってしまうタイプの女性は、恋人接客が上手く、接客スタイルとしてハマっていますが無意識にお客様との距離を詰めすぎてしまう方が多いです。
女性本人が負担に感じていないのならばそのまま恋人接客でも良いと思います。
しかし執拗なストーカー行為に精神を病んでしまい逃げるように移籍したり、業界を不本意に卒業する女性も少なくありません。
そうでなくとも何かとストレスになりやすい恋人接客。
もし「恋人接客」以外の方法でもしっかり稼げるなら、そちらを選びたいと思う女性は多いのではないでしょうか。
一朝一夕とはいかない職人系・お仕事系
「恋人接客」の対極の存在といえば「職人系・お仕事系」と呼ばれる接客スタイルです。
こちらは疑似恋愛を売りにする恋人接客とは違い、風俗嬢としての「技術」でリピーターを獲得するスタイルとなります。
「職人系」というとベッドだけでなく、マットや椅子など技のバリエーションが多そうなソープランドが真っ先に思い浮かびますよね。
ヘルスじゃ難しいんじゃないの？
と思われがちですが、ヘルスでも「職人系」で売っていくことは可能です。
素股や手コキ、フェラなどの技術を磨くことはもちろん、マッサージなど＋αのサービスを磨くことも◎。
しかし「技術」は今日明日、すぐに身に着けられるものではありません。
そのため「職人系＝難しそう」というイメージからハードルが高いと感じてしまう方も多いのです。
風俗で「友達接客」ってどうなの？
恋人接客は精神的にしんどい、職人系は技術を習得するのに時間がかかる…
明日からできる精神的にラクな接客方法ってないの？
実はあるんです！
「友営」という言葉を知っていますか？
キャバクラやホストクラブなど水商売の世界でよく聞く営業方法なのですが、文字通り友達のように接客をする方法です。
しかし性的なサービスを提供する風俗は恋人接客が稼ぐためのセオリーです。「友達」といわれても、どうにもピンときませんよね。
意外と稼げる友達営業
ここまで「恋人接客」をしてきて、薄々気づいていた方もいるかもしれません。
風俗のセオリーと言われる恋人接客ですが、これで獲得しリピーターとなってくれたお客様も半年〜1年ほどで切れてしまうのが一般的です。
中には長く通ってくれるお客さんもいますが、なかなか難しいのが実情です。
ストレスを感じながらも我慢して頑張ってきたのに長く続かないなんて…
水商売でも枕営業（究極の疑似恋愛）で獲得したお客様は長くは続かないといいます。
風俗で働く女性が「疑似」と思っていても、お客さん側はいつのまにか「疑似」じゃなくなっているのが世の常。どんどんエスカレートする要求に女性が耐えきれなくなるか、お客様が我慢しきれなくなるか…耐久レースみたいなものですね。
そういった意味では稼げる「恋人接客」は諸刃の剣とも言えそうです。
【風俗版】友達接客のすゝめ
風俗における接客の3本柱といえば、恋人接客、職人系、そして３つ目に友達接客。
「性」と「友達」
一見すると相反するもののようなイメージですが、実はメリットもたくさんあります。
参考文献：風俗嬢の友達営業ってどんなことをするの？ – ハウセス
友達接客のいいところ
お客さんと長く続く
「友達接客」の最大のメリットといえるのが「お客様との関係が長く続く」ということです。
これは安定して稼ぐためにも必要な要素のひとつです。
前述したように恋人接客は諸刃の剣です。
ひとりのお客様に長く通ってもらうことが難しいとなると、どんどん新規のリピーターを絶えず獲得する必要があります。
恋人接客は短期集中型で一気に稼ぎたいタイプの方にはオススメできますが、長期的に働くことを考えていたり、ストレスは極力少なくのびのび働きたいタイプの方には不向きです。
長い目で見るとなるべくストレスになる部分は減らし、安定した稼ぎを得たいですよね。
面倒な駆け引きは一切ナシ！
お客様の恋愛感情を長く続かせるのに欠かせないのが「駆け引き」ですが、これもストレスに感じる人は多いです。
好きな人になら駆け引きも楽しいポイントのひとつですが、お仕事での疑似恋愛ですので、かなりストレスに感じる人もいるでしょう。
普通の友達に対して駆け引きを行わないように「友達接客」の場合も駆け引きの必要はありません。
営業の連絡がしやすい
基本的に多くの風俗店ではお客さんとの連絡先の交換はNGですが、最近は営業用のSNSを持っていたりシティヘブンのオキニトークなどでお客様と連絡が取れるため営業をかけるという方も多いかと思います。
恋人接客の場合だと駆け引きや店外要求、日常的な連絡でストレス源だった営業も「友達接客」だと何も考えずに連絡できるのでかなりラクです。
自然体で接客できる
身バレ防止のためにある程度のキャラや設定は必要ですが、恋人接客のときより自然体で接客できるのが「友達接客」の良いところです。
恋人接客のように「こういうキャラを演じなきゃ」などと考える必要がなく、お客様が楽しんでくれればオールOK！一緒に楽しんだもん勝ちです。
「友達接客」ってどうやるの？
友達接客は基本的にはとてもシンプル。
恋人接客が「お客様を恋人だと思って接客する」のなら、友達接客は「お客様を友達だと思って接客する」ことです。
①会話が大事！
友達と会話が無い、盛り上がらないなんてことありえないですよね。
恋人接客では常にキスや常にモノを握っていろ、などと言われたりしますが、友達接客では会話が重要です。
100％色恋目的に来店するお客様とは相性は良くないですが、シンプルに風俗を楽しみに来ているお客様であれば「友達」になれれば、関係を長く続けることができます。
男友達と話すようにフランクに、でも最低限の常識は忘れずに！
まずは共通の話題を見つけることからはじめてみましょう。
自分のことも少しずつ話すようにする
ひとは自分のことを一切見せない相手を警戒します。
しかし反対に自分のことを進んで話してくれる人に対しては「信用してくれている」と安心し、距離感を縮めることができます。
はじめは趣味のような軽いものから、徐々にプライベートな話や自分のことを話していくのがおすすめです。
もちろんプライベートな部分は身バレしないようにフェイクを織り交ぜたり脚色するのが◎
「楽しい」から「推し」へ
友達接客と恋人接客の違いは「恋愛感情」を利用するか否かです。
恋愛感情を利用する恋人接客は徐々に独占欲が増していき、要求も多くなってきます。
それを利用しない友達接客は長く続きやすい傾向がありますが、コンスタントに来店し、関係を長期化させるためには
あの子に会いたい
あの子じゃないと
と思わせるのが一番です。
とはいえ最初から推しになろう！と意気込んでも、そううまくいくものではありません。
コツといえばやはり「自分も楽しんで接客する」これに尽きます。
恋人接客が長く続かない理由は「疑似恋愛感」が伝わってしまうからです。自分のことが本当に好きなわけじゃないんだとお客様が気付いてしまうから。
これは友達接客にも共通します。
接客を楽しむことができれば、それは確実にお客様に伝わります。
天真爛漫な女友達、もとい推しポジションを確立しましょう。
マンネリは大敵
友達接客でも、毎回同じ内容を繰り返していてはマンネリ化する日がきます。
リアルな友達ですら一緒にいて違和感を感じれば次第に疎遠になっていくように、風俗でも一緒にいて楽しくない女の子にお金を払ってまで会いに行くお客様は少ないです。
マンネリ化しないように新しいことに挑戦してみたり、プレイ内容を変えてみたりなどの営業努力は友達接客でも必要不可欠です。
まとめ
冒頭でも触れましたが、筆者は現役時代は友達営業が主でした。
というのも、変にリアリストで「若い女がオジサンのこと本気で好きになるなんて、さすがにオジサンでも分かってるから無理じゃない？」と思っていたからです。
実際のところオジサンたちは簡単に勘違いしてしまうんですが、若い私にはそれができませんでした。
しかし私の経験から言えることは、風俗でも友達営業は通用するということです。
いまは風俗嬢の営業用SNSも当たり前になっているので、プライベート（仮）の姿を発信するなどして更に友達営業＝推し営業がよりやりやすくなっているのではないかと感じます。
友達営業の良いところは、やはり心理的な負担が軽減されるということ。
色恋はどうしても「騙してる」という感覚が女性のストレスの原因になりがちです。
恋人接客が苦手な女性へのおすすめなルートは、
まずは友達接客にシフト→お客様の協力を得ながら技を磨いていくこと！
「職人になりたいから協力してほしい！」と推しに言われたら、きっと喜んで尽力してくれます。
もし今の接客スタイルにお悩みであれば、ぜひお試しください。
