ソープランド、ファッションヘルス（箱ヘル）、ホテヘル、デリヘル、エステといった一般的な風俗店の中には
コースは1種類、120分のみ
90分、120分のどちらか
というようなお店もあります。
高級店に多いスタイルですね。
ですが大体のお店は
60分くらいのショートコースから始まり
といったように、15分または20分刻みで豊富なコースを取り揃えています。
お客さんは自分の体力や好みに合わせて、好きなコースを選ぶことができます。
お店によっては、それより短い
40分、45分、50分といったコースを
お試しコース
として用意している場合があります。
このお試しショートコース
明らかに短いです。
その分、お給料バックも低いです。
さて、このお試しショートコースのお客さんに当たった場合、サービスはどこまですればいいのでしょう？
基本的なコースの長さ
一般店におけるコース時間は
75分、90分、120分、150分、180分…
あるいは
80分、100分、120分…
で設定されています。
目安としては、次のようになります。
中級ソープ：90分が最も多い
大衆ソープ：60分が最も多く、80分または90分のお客さんも4分の1～3分の1程度いる
ファッションヘルス：60分が最も多く、80分または90分のお客さんも4分の1～3分の1程度いる
マットヘルス：80分または90分のお客さんが最も多い
ホテヘル：60分が最も多い
デリヘル：90分が最も多い
性感エステ：90分が最も多い
こんな感じです。
お試しショートコースって何？
お試しショートコースというものを設定していないお店もあるので、簡単に説明しておきますね。
お店にとって新規のお客さんや、お店の利用は以前にもあるけれど本指名はないお客さん
そういったお客さんに、より気軽な金額で試しに遊んでもらうため、安くて短いコースを設定するのが、お試しショートコースです。
お試しショートコースは、ネットや写真での指名不可で、フリーのみになっているお店も少なくありません。
ゆったり遊べる90分コースの半分くらいの時間ですが
とりあえず抜ければいい…
実際利用してみないと、期待ハズレなこともあるから、初回はできるだけ安く抑えたい…
というお客さんには、これでも十分なのかもしれないですね。
ピンサロ、○○新地と呼ばれる料亭系のお店、オナクラでは、30分コースも普通にありますし。
正直慌ただしい（汗）
お客さんからすれば、かなりお得に風俗で遊べるこのお試しショートコース。
働く風俗嬢側からすると、正直、非常に慌ただしいです。
何しろ、ゆったり余裕を持って接客できる90分コースの約半分の時間しかありません。
40－50分で
お客さんの体を洗うシャワータイム
ベッドでのプレイ
最後のシャワー
をこなさないといけませんし、中にはお試しショートであっても、通常のコースと同じだけのサービス
例えば
服の着脱のお手伝い
洗体プレイ
浴槽プレイ
マットプレイ（！）
2回戦（！）
などを求めてくるお客さんもまれにいます。
いやいや、無理でしょ（汗）
しかもそれで
サービスが悪かった
接客が雑だった
会話がなく、事務的で、楽しくなかった
なんてアンケートに書かれたら、たまったものじゃありません。
サービスはどこまですればいいの？
恋人ムードでおしゃべりしたりイチャイチャしながら接客すると、どうしても時間がかかります。
そしてお試しショートコースで、手抜きなくしっかりプレイしようとすると、時間に追われます。
どうしても1つ1つのプレイは短くなり、不完全燃焼になることもあります。
一体どうすればいいのか？
サービスはどこまでしなくてはいけなくて、どこは省略してもいいのか
悩みますよね。
基本は全て少しずつ
これについては、実はお店によっても考え方が少しずつ異なるようです。
ですが標準的な基準をお話すると
お店のホームページに
お試しショートコースは ○○はありません
お試しショートコースのサービス内容は、～のみです
と書かれていない限りは、基本プレイは全部します。
なので、ホームページに
女性がお客様の体を優しくエッチに洗います
と書かれていたら、そうしないといけないし
お試しショートコースだからといって
指入れなし
フェラはするけど素股はしない
なんて勝手に決めることはできません。
となると、どうしても1つ1つのプレイは、短めになってしまいますね。
しなくていいこともある
とはいえ、場合によってはしなくてもいいこともあります。
最も良いのは、入店後の講習時などに、お店にしっかり線引きを教えてもらうことです。
でもお店によっては、人によって言うことが違っていたりするので、まとめてみました。
お客さんが「～だけしたい」
まず、ショートコースで入るお客さんは基本的に
あれこれしたいタイプではない
のです。
これを頭に入れておきましょう。
抜ければいい
という極端なお客さんはもちろんですが、それ以外にも
というお客さんも多いです。
こういうお客さんから
～だけでいい
～は要らない
と言われたら？
もちろん、全部する必要なんてないですよね。
基本コースに入ってますから！全部しないと困ります！
なんて野暮なこと言う人はいないですよね？（笑）
もちろん、ロングコースの場合なら、○○だけでは時間がもたないし、そんな場合はこちらから
と提案したり
お客さんの好きなプレイと他のプレイを組み合わせたりも、ありです。
ですがお試しショートの場合は、素直にお客さんに従いましょう。
時間的にどうしても無理なことは断れる
大抵どこのお店でも
お試しショートコースはシャワーのみ、浴槽はありません
お試しショートコースは、マットプレイはありません、1回ヌキです
といったように、ホームページに明記したり、お客さんに説明したり、女性に教えたりしています。
仮にそういう前もっての確認がなくても
40分のお試しショートコースで
マットとベッドの両方をやって欲しい
といったような「無理な注文」を出すお客さんがいたら、それは時間的に無理なことを伝えてOKです。
どんなに急いでも、プレイ前後の着替えやシャワーなどで、20分～は取られますし、通常プレイ終了の合図のタイマーは15分前に鳴らします。
お試しショートで15分前となると、30分の間に、プレイ前のシャワーとプレイを済ませないといけないことになりますね。
こういうお客さんに限って
マットプレイには準備と片付けが必要で、体に付いたローションを落とすのにも時間がかかる（女性も）
というところを分かっていないので、無理にチャレンジするだけしても
早くして
まだ？
もういいよね？
とイライラされるのがオチです。
それよりもやんわり、時間が足りないことを伝えて、延長またはコース変更にしてもらうほうが得策です。
どうしても時間が足りないなら、どこを省略する？
元々おっとりした女性、丁寧な女性にとって、お試しショートコースはなかなか大変そうですね。
頑張っても時間たどうしても足りなくなり
最後バタバタして、色気も何もなくなってしまったり…
とにかく時間内に抜くことに必死で、「気持ちいい」が後回しになってしまったり…
そんな場合は、どこかを端折る必要があります。
お試しショートコース自体をNGにしてしまうという手もありますが、やはりその分、付くお客さんの数が減ってしまいます。
既に本指名がある程度取れているなら構いませんが、そうなるまでは、フリーでもショートでも1本でも多くお仕事したほうが良いです。
そこで何なら省略しても許されるか、考えてみました。
最初と最後の雑談：おしゃべりは服を着ながら、体を洗いながらでもできます。
着替えのお手伝い：上着を脱がせてハンガーにかける、上着を着せるなど、最低限のことはするとして、ある程度は自分で脱ぎ着してもらってもいいでしょう。
ボディソープを流す：体を洗うのは女性がした方がいいです。しっかり洗えます。お客さんに任せるとしたら、シャワーでソープを流す部分です。
体を拭く：軽く拭いたら、あとは任せても、ギリ許されるかなという感じです。
次にプレイで省略できるものは、本当にないのでしょうか？
ソープ
①素股は不要。
②フェラは、最初にお客さんを勃起させる程度でOK。
③体位もお客さんの好みを聞きながら、1－2種類で十分。
ヘルス系
①お客さんが攻め派か受け身派かによって、比重を変える。お客さんが興味のないほうは、極端に減らしてもOK。
【お客さんが攻め派の場合、重点的にするプレイ】
キス→お客さんが触る・舐める（指入れ含む）→フェラまたは素股でフィニッシュ
【お客さんが受け身派の場合、重点的にするプレイ】
キス→全身リップ→フェラまたは素股でフィニッシュ
②素股とフェラ、どちらでフィニッシュするかによって、そうでない方は大きく減らしてもOK。
エステ系
①下半身or上半身、どちらかだけ、またはどちらかを重点的に。
②脚、腰、肩＋そけいぶとハンドフィニッシュがしっかりできていればOK。足裏、首、腕、手などは省略可。
反対にここで挙がっていないものは、省略すると
～はないの？
とお客さんから言われる可能性があります。
まとめ
風俗店によっては、用意されているお試しショートコース。
お店の一般的な最短コースである60分より更に短いので、かなり慌ただしくなると思います。
お店のほうで、サービス内容の簡略化が決められていない限りは、全ての基本プレイをサッと一通りやるのが正解です。
とはいえ、それで、事務作業的だったり雑な接客になってしまうと問題です。
お客さんが何を求めているかをしっかりくみ取りながら、略しても許されるところは略していきましょう。
