神楽殿前で門松を飾り付ける会員
長野県下諏訪町内の有志でつくる「諏訪大社薙鎌を知る会」は30日、同町の諏訪大社下社秋宮に門松を奉納した。会員15人が境内に運び入れ、神楽殿前と参集殿前に1対ずつ設置。青々とした松やササの葉、紅白のナンテンなどを飾り付け、新年を晴れやかに迎えられるよう準備を整えた。
同会は御柱祭前年の初秋に北安曇郡小谷村で行われる式年薙鎌打ち神事について学ぶため、大総代らが集まり1993年に発足した。2000年からは二年参りや初詣で秋宮を訪れる参拝者に新年の雰囲気を感じてもらおうと、毎年門松を作り奉納している。
門松は神楽殿前のものが高さ2・1メートル、参集殿前のものが同1・8メートル。駒ケ根市の竹林から切り出したマダケを組み合わせ、松やナンテンを飾り付けた後、紙垂を取り付け完成させた。林操会長(73)=同町本郷=は「今年の門松も良い出来。来年は新型コロナが落ち着き、平穏な1年になってほしい」と話した。
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