長野市中条に移住・小松英樹さん
東京都内のレストランで腕を振るっていたシェフが長野市中条に移住しました。住民や野菜に魅せられ50歳での移住。道の駅で働きながら「都会と中条のつなぎ役になれたら」と話しています。
【動画で見る】人と味に魅せられ50歳で移住 東京のシェフが山あいの地に…住民との交流がきっかけ「都会と中条つなぐ」
■ 中条の人と親しく
信州むしくらまつり(長野市中条・11月3日)
道の駅中条で開かれた「第16回 信州むしくらまつり」。4年ぶりの開催ということもあり、にぎわいました。
会場で忙しく働く、道の駅のスタッフ小松英樹さん(52)。
中条の住民と話す小松さん
中条の住民:
「12時55分から」
小松英樹さん(52):
「もうちょっと、1時間後ね、見に来るから(笑)」
中条の住民:
「来なくていい(笑)」
さすが、道の駅のスタッフ。住民とも親し気で顔も広そうです。
ですが小松さん、実は中条に来てまだ半年余りの移住者です。
小松英樹さん
小松英樹さん(52):
「言っていいのか分からないけど、何もないなって(笑)。でも来てみたら、いろいろある。野菜もあるし、みそもあるし、しょうゆもつくってるし、みんないい人たちだし、何もないことは全然なくて、逆にいっぱいあるんだなっていうのは感じてる」
小松さんが働く「道の駅中条」
住民は…
中条の住民:
「おぶっこのおいしさとか、はんてんの暖かさとか、若い人は興味がなくなってきてる感じですけど、(小松さんは)新鮮な目で見ていただいているのが良いかなと思います」
「(移住してから)まだ1年たってないのに、僕よりも知り合いが多いので、やばいなと思ってます(笑)。コミュニケーション能力ですよね。おばちゃんとかもそうだし、良い人来たなと思ってます」
小松さんの移住は、人と農産物が結んだ「縁」によるものでした。
■ 「西山大豆」が縁で交流
小松さんは東京・三軒茶屋のレストランのシェフとして働いていた(2018年取材)
東京・三軒茶屋にあるレストラン。小松さんはここでシェフとして働いていました。
人気メニューの一つが「薬膳カレー」。これに、知人から紹介された中条産の「西山大豆」を使っていました。
みその「寒仕込み」を体験
お年寄りたちが丹精込めて大豆を作っていることを知り、仲間のシェフと中条を表敬訪問。西山大豆を使った、みその「寒仕込み」を体験しました。
小松英樹さん(2018年2月):
「おもしろいです。でも大変ですね、昔ながらの」
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