蓼科湖畔の屋外で映画を楽しむ来場者
第25回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭プレイベントの屋外映画上映会が26日夜、長野県茅野市北山の蓼科湖畔で行われた。涼しい風が吹き抜ける夜の高原に縦4メートル、横10メートルのスクリーンが登場。親子連れを中心に約110人が集まり、開放感に満ちた空間で思い思いに映画を楽しんだ。同上映会は27日も午後7時から同所で行う。
映画祭では今年、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていたメインの上映会を3年ぶりに実施する。プレイベントの屋外上映会は2年前に行ったドライブインシアターをベースに、より快適に映画を楽しめるよう試行錯誤しながら準備を重ねてきた。
上映作の「シング ネクストステージ」は、動物たちが披露する多彩な音楽とダンスパフォーマンスが魅力で、ユーモアと心温まるストーリー展開も見どころ。集まった親子連れは笑顔でスクリーンを見詰めていた。
湖畔名物のソフトクリーム店なども営業時間を延長して観客を迎えていた。
蓼科観光協会の矢崎公二協会長代行は「観光客、別荘に住む皆さん、地元の皆さんに感謝の気持ちを込めて企画した。家族で楽しめる魅力的なプレイベントになったと思う」と話していた。
上映会の入場料は大人1000円、小学生~高校生500円。小学生未満無料。27日も同作品を上映する。
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