変異ウイルス・デルタ 提供:国立感染症研究所
長野県は3日、感染力が強い変異ウイルス「デルタ」の疑いがある「L452R」に17人が感染していたと発表しました。また、1人が「デルタ」と確定しました。
県によりますと、これまでに判明した新型コロナウイルス感染者22人を検査したところ、17人から変異ウイルス「L452R」が確認されました。このうち5人が変異ウイルス感染者と接触があり、6人は県外への滞在歴がありました。
17人の検体については、今後、国立感染症研究所でゲノム解析が行われます。
また、これまでに判明した「L452R」の感染者を国の機関で検査した結果、1人が「デルタ」と確定しました。県内で「デルタ」が確認されたのは、これで10人になりました。
県のまとめによりますと、変異ウイルスの検査をした人のうち、「L452R」だと判明した人は急速に増加していて、7月12日からの週で5割を超え、19日からの週で64.2%。26日からの週では7割を超えました。
阿部知事は「これまでとは違う次元に入っている」として、変異ウイルス「デルタ」に対応した対策を進めるよう、各部局に呼びかけました。
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